【報告】&_Canvasイベント ステージ・マルシェ
- Sato Mami
- 2014年12月26日
- 読了時間: 3分
Part2。
この日はファッションショーだけでなく、他にも様々なステージ・パフォーマンスがありました☆
全部を載せることは難しいので、一部を書いておきます。
【ステージ】
<彩輝(Emi&Tomosukeのダンスユニット)>

TomosukeとEmiは耳が聞こえない
そんな二人がどうやって息を合わせてダンスをしているのか・・・?

その謎を、当日ダンスのあと、Tomosukeがお客様の前で説明してくれました。
それによると、簡単に言えば自分の中で「1,2,3」とリズムを唱えながら、1の時はこのポーズ、2の時はこのポーズ・・・というふうにEmiさんと確認しながら覚えていくとのこと。
また、TomosukeさんとEmiさんがダンスを踊っている時、向かいにタイムキーパーがいてその方が手拍子でリズムを教えていました。
こういう工夫で、耳が聞こえなくてもダンスができるということを自ら証明していました☆
<大道芸人きぼうくんによるパフォーマンス>
彼も耳が聞こえません。
夢は世界中の人々を笑わせること。
当日はお客様を1人、ステージに引っ張りだして呼吸を合わせ、バルーンアートなどを使って様々なパフォーマンスを演じて盛り上げてくれました☆
大道芸は身振りやポーズなどの動きで人の目を楽しませることがメインなので、「聞こえない人は無理」ということはないのだなと感じて頂けたのではと思います!


<憲太郎&かおりんの手話講座>
・・・・というより二人のコント?笑
元NHK手話キャスターの早瀬憲太郎氏と、これまた目で聴くテレビの手話キャスター、かおりんのコンビによる手話講座をしていただきました!
手話講座というよりも、手話を全く知らない初心者に対し、手話の面白さを知ってもらう感じで進めていただきました。
憲太郎さんは東、かおりんは西の人なので、東と西のお笑い激突!という感じでお客様も大盛り上がりで笑いのうちに終わり、楽しんで手話に触れてもらえたのではないかなと思います☆

【マルシェ】
実は、ステージだけでなく、他の場所ではマルシェも行いました!!
このマルシェでは、聞こえない方々のハンドメイド出店、また、NPOデフテニスジャパン様、株式会社プラスヴォイス様などのブース出展などをしていただきました。
特にハンドメイド出店は、赤レンガ倉庫でこのイベントが行われていることを知らない方々がびっくりしていたようでした。

他のスタッフから教えてもらったんですが、「聞こえないのに、こんな作品が作れるんだ!?」という声もあったようです。

ある意味では、この発言は差別・偏見だと思われる方もいるかもしれませんが、むしろ、そういう驚きを与えることができたことによって、「聞こえないから何も出来ない」と思っている方々の固定観念を壊すことができたのではないかなと思います☆
ただ、出店しておられる聞こえない方々も、聞こえるお客様に対しどうやって対応すれば良いのか分からなかったり、また逆に聞こえるお客様も、聞こえない方々の作品を買いたくてもどうやって買えばいいのか分からなかったり。。。という状況もありました。
こういう状況をまずなくしていくためには、やはり、お互いにもっと関わりあう時間・場所を増やすことが重要なのではないかと感じました。
これは次の課題として、考えていきたいと思います。
このイベントに関わっていただいた多くの方々、本当にありがとうございました!!
1回きりで終わらせず、次回に繋げられるものにしていきたいと思います。
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