【たけはなコラム】NZ手話が公用語になった流れ
- たけはな
- 2016年12月1日
- 読了時間: 2分
ご無沙汰しております、たけはなです!
約4ヶ月間の語学学校を終え、アルバイト始めました(^-^)ノ
オークランドではデフクラブとよばれる集会が毎週金曜日にあります。
私は、NZに来てから毎週欠かさずに参加しており、NZ手話も少しずつ上達してきました♪
NZのたくさんのろう者とも触れ合っております!拙い英語、拙いNZ手話ではありますがNZのろう文化だったり歴史だったりとリサーチしています!!
さて、本題へ参りましょう!
「NZ手話が公用語になった流れ」です。
まず、NZの公用語は3つあります。
・英語
・マオリ語
・NZ手話
日本の場合は、日本語の1つだけですね。
さて、NZ手話が公用語となったのは2006年4月のこと。議会にてNZ手話を公用語にすることを認められました。
どのような流れでNZ手話が公用語に認められたのか。
遡ること2003年5月〜6月、5つの都市(オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、タウランガ、ダニーディン)を中心に新たな法律を作るよう運動を開始。
・手話を言語として認めるように
・手話通訳者の養成
・活動の資金を増やすように
主にこれらのことを国に申請するため、署名運動を行いました。
それまで、不当な扱いや差別を受けていたためにろう者やその仲間が一丸となり力強い運動となったそうです。
また、その際にろうのことに理解のある議員さんを味方につけたようです。
そして、翌年の2004年に初めて議会に法律案を提出。
法律案の策定が認められ、法律案の検討を開始。
2004年7月〜2005年6月までの1年間は検討。
2006年2月に法律案を再提出するも、再検討が必要とみなされ再検討を行う。
2006年4月に再々提出し、晴れて可決。法律制定となる。

といった流れで、NZ手話が公用語として認められるようになりました。
不当な扱いや差別について個人的にNZに住んでいる方々に具体例を訪ねてみたところ、
・裁判所での正当な主張ができなかったこと
・ろう学校で手話が禁止されていたこと
・病院でうまくコミュニケーションがとれなかったこと
ということが挙げられました。
「ん?なんだか、日本でも同じことが起きていたような?
そういった不当な扱いはどうやら万国共通なのか?」
と感じたたけはなでした。

たけはな(HAPUNEコラムニスト)
長野県在住のろう者。趣味は旅行、温泉、スポーツ(球技)
”笑いジワの似合うじーさんになる!”を目標に、出逢いを
大切にしながら毎日笑顔で過ごしていきたいです(^ー^)ノ